自然布の一つである『しな布』は、新潟県から山形県にかけての県境で作られている織物で、科の木の樹皮からいくつもの工程を経て作り出されます。自然の恵みがもたらすわずかな色の違いを選別して、お太鼓と前腹にはもじり織が施され、こうして素敵な１本の帯が出来上がります。自然なあめ色が、どんな色の着物にも調和して、これからの季節におすすめの逸品です。