着物コラム
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2019.08.25

一つは欲しい相良刺繍

相良刺繍は「相良縫い」とも言われる日本刺繍の基礎技法のひとつです。表に出した糸を「の」の字の反対方向に輪を作り、針先で輪を拾って、出した糸の根元の際に針を入れ、こぶ状のものを作り、模様を作っていく方法。いぼ縫、こぶ縫などとも呼ばれています。現在では、主に京都で作られています。相良刺繍は、こぶ状になっているので、簡単にひっかからないことと丈夫なことから、お茶席にお召しいただける刺繍の着物としても喜ばれています。写真の反物は、白生地に相良刺繍を施したあっさりとした附下です。なぜ白生地のままかというと、お客様のお好きな色に染められて、自分だけのセミオーダーの附下が出来るのです。濃い色でも淡い色でも、想像しただけで楽しくなってきませんか。女性は刺繍が好きな方が多いので、独特な立体感と上品な存在感のある相良刺繍は、着物がお好きな方の憧れのアイテムでもあります。

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