先日、息子が通う中学校で「立志式」がありました。私は着物で出席させていただいたのですが、折角の門出なので、何か立志式にちなんだものを身に着けたいと思い、作家さんに頼んで「烏帽子柄」の帯留を作っていただきました。立志は元服とも言いますが、男子は昔15歳くらいになると大人の服に改め、子供の髪形を改めておとなの髪を結い、武家の場合は烏帽子をつけるという儀式にちなんでいます。この日は、松竹梅の袋帯にこの烏帽子柄の帯留を合わせて、私なりの息子へのお祝いの気持ちを表しました。立志式での言葉を胸に、立派な大人に成長してくれることを願いつつ・・・。