今日も猛暑の中、お出かけくださったお客様です。
夏の贅沢な着物の筆頭ともいえる『宮古上布』に、夏雲と麦わら帽子の織帯をされて、まさに夏らしい装いです。宮古上布は、沖縄県宮古島で作られている織物で、麻（苧麻）を琉球藍で「括り染め」して、織りあがったら木槌でたたく「砧打ち」をし、ロウを引いたような独特の艶を出して出来上がります。1978年には国の重要無形文化財に認定されており、夏着物ではとても贅沢な着物として、着物愛好家からは憧れの着物とも言えます。それを、普段にさらりと着こなしていらっしゃるところが、ほんとにお洒落！！