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2023.08.11

希少な丹波布の着尺

木綿の着物の中でも、特に希少な反物がこちらの「丹波布(たんばぬの)」です。丹波布は、明治末期まで丹波佐治で農家によって織られていました。当時は、「佐治木綿」と言われ、綿の糸を栗の皮などの草木で染め、絹のつまみ糸を緯糸に入れるのが特徴です。大正時代に一度は衰退したものの、昭和の初めに、柳宗悦が偶然見出し、その後丹波布の再現が行われました。昭和32年には、国の無形文化財に選定されました。すべての工程を手作業で行われる木綿織物として、今に伝えています。

当店では、丹波布の中でも珍しい着尺が入荷しました。こちらは、藍と栗から採った染料で染めたもので、優しい色合いの中にも木綿のざっくりとした力強さが感じられる反物です。比較的太い糸で織られているので、単衣向きの着物としておすすめです。「着物は、木綿に始まり木綿に終わる」なんていう言葉もあるくらい、最後に行きつく木綿着物の一つでもあります。

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